キジ猫の雑記帳

行き場のない野良猫の生活と意見です

Pulsenseその3(終日心拍計の難しさ)

その2から続きます。Pulsense使用中ですの続きです。今回、話の穂口にしたいのはどういうときに落ちやすいか、ということです。どうも連続した安静時には問題はないのですが、野良仕事の作業をしたり、その間、圃場を移動したり、体の活動が高まった時間、高い心拍が数十分以上維持されたり、心拍の上下が激しかったりする時間が続くような場合が苦手なようです。そういういわば体がONの状態に入り、心拍が常時120とか130の時間が続くと2時間くらいもたずにフリーズして1時間くらい時計が遅れていることもあります。草刈りをしてるとそんなことがありました。また心拍140代が数十分以上続いているときダメおしみたいに激しい動作を繰り返すとたいてい落ちます。これはあたりはずれなく、そうならないよう気をつけないとだいたいそうなった。どうも高い心拍が続いているときや体の活動が活発な時間が続くと心拍に追従することがしんどくなるようです。まあ機嫌が悪いというか、とくに動いてないのに二時間ほどする度に落ちまくる(遅れてる)と言う日もありました。

どうも心拍計を利用し始めて見えてくるのは安静時を連続して計測する場合に求められる性能とフィットネス、エクササイズのタイムを連続して計測する場合に求められている性能は異なる部分があるんじゃないかということです。少なくともPulsenseを使っているとそれを両立させるのための改良の余地はまだあるな、と感じます。

終日心拍計もしくはアクティビティ・トラッカーとしての心拍計とエクササイズのためのフィットネストラッカーとしての心拍計を両立させたものが難しく、なかなか市場にないのはPulsenseを含めた候補を求めるころから承知していました。なかでも「Basis B1」という商品がありまして、終日心拍計としては世評の高いらしい製品でした。現在のブーム以前だと唯一無二じゃなかったかと思います。しかし安静時を含めた終日の活動を記録するのには適していてもエクササイズ時の計測は無理があったもののようです。それを両立させていくものとして、現在ブームを作ってる諸製品がでてきたわけです。

Milo alpha(フィットネス用)と比較したレビュー、割合正確だという、などを見ながら、まあいけるかなと選択したんですが、初めの製品は難しいところもあります。有力な候補だったFitbitはどうかというと、Amazonのレビューや2chのまとめの使用感を読むとなかなか好評なようです。やはり心拍150を越えると測ったり、測らなかったり挙動が微妙なようですが、未計測になるだけで、ソフト全体がそれで不安定になるような記事は見つけられませんでした。Fitbit charge hrはなかなかいい製品のようです。一方様々なセンサを積み完全防水でバッテリ稼働時間も長くアクティビティートラッカーとフィットネストラッカーを両立させ、ヘルスケアにも対応する予定の皆の期待の星だったjawbone up3は期待された性能は実現するのが難しく、防滴で心拍計測を安静時に特化した体活動量計を実現することになりました。ヘルスケアに対応してくれるだけに残念ですが(だったよね)、液晶表示を持たない時点で開発のフィットネストラッカーとしての優先度は低かったのかもしれません。

また終日心拍計の150以上の高さの心拍への苦手さですが、フィットネスに特化した手首用の光学式の心拍計と比較してみなければ、手首用の光学式の問題か、終日型の問題かなど、正確には言えないので、個人の使用感から感想、推察を述べたものであることにご留意ください。

Basisiはその後intelに買収されB1は後継のPeakが出てるんですが、フィットネスとの相性がどんなものか、海外の製品ですのでレビューを見つけることができませんでした。Amazonで輸入品で40000弱してるのですが、どんなものなんですかねえ。

Pulsenseの使用感の最も特記したいと思っていたことは何とか書けたんですが、次に蓄積したログを閲覧する役割のウェブ上のサービスについてだけ、あとはふれたいと思います。このシリーズを書き終えたら、ファームウェアのアップデートを適用してどれだけ使用感が変化したのか確かめようと考えてますので、続編を書ければ読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。