キジ猫の雑記帳

行き場のない野良猫の生活と意見です

恨み節finally【山口真帆騒動一件その4】

そんなわけで秋元さん事件の隠蔽、というより虚偽告訴の隠蔽の判断に関与してると思う。もちろん決め手の傍証に欠く憶測で議論しないといけないエリアなのでどの程度なのかは原則的には分からない。初めは今村さんの温情に秋元さんが引きずられた形を仮定してたけど話はそうは簡単ではない。そこの内実を吟味するのだが、その前に山口真帆の瑕疵を公にせず隠蔽すると秋元さんにとって何が利点なのか詮索しようと思う。

結論から言えばクリエイティヴの話なんだと思う。その点から誰が大事か重要か貢献したのかという話なんだが端的に重要なのが山口なんですという話じゃないんだよ、それは中井りかだという話なんだ。中井、ここでおぴめと表記するのもなんだし好きじゃないらしいが中井で通させてもらう、の言動の動機付けの圧として山口のおそらく中井への嫉妬からくるハブりや苛めのような問題行動は必要だった。それで注意や制止もされずグループを壟断しようが許容されていたのだろう。それを受けた中井の言動が創作の題材と求められていたし行動がNGTの物語、リアリティドラマめんどくさいんで以後現実劇の見処の核だったのだと思う。共演NGのような演者どうしの確執からくる斥力が生み出す遠心力がグループのドラマとパフォのドライブとして求められていたと考えている。

この手のPからのクリエイティヴの采配は前例がある。SKEのW松井時代玲奈と珠里奈の関係性である。概ねセンターでエースで年少(最かは知らない)の珠理奈を多数のメンがチヤホヤして取り囲みもう一人のセンターの玲奈が疎外されているといった構図だったかと思う。なんかアンチがディスっているといった塩梅だが、これが悪意ある要約にならなそうなのがSKEのなんだかなんだが、大凡妥当な理解だと一旦思ってもらいたい。これがマネージの、大人の仕事としてグループ内のチームワーク含めメンの人間関係の管理の要諦かつ結果でありポリシーとしてまずある。

これが結果としてどうクリエイティヴにどう反映したかというとまずは楽曲「片思いfinaly」ここでMVの物語の登場人物の関係性に明らかに先程のマネージの結果は反映している。確認してないがMVとマネージの結果が顕著になる時点は前後して構わない、ディレクションされてる時点でそれは気付く人には有ったんだと考えている(恐らく不協和音と今泉についても同じ事が言えるだろう)。とはいえ片思いが玲奈珠理奈どちらに則した当て書きかは分からない正直読めてない(後の顛末から見れば珠里奈の玲奈への父性補填片思いだがあの時点でそこまで読めるのか、ちなみに48Gの母子ホモソの悲劇という点ではカニまほとにゃんすーの先駆けではある。とはいえ玲奈の面倒くささ考えると姉妹が成立しなくてそれはそれで良かったのかも)。題材になった方がメインのセンターを勤めたかも分からないし読めてない。が詞、パフォも含めて玲奈珠里奈の関係性(まあ悲劇)有りきの楽曲だったと思う。

次に現実劇としてのアウトプットの面ではまあうろ覚えなのだが総選挙で玲奈が珠里奈より順位が高かった時に一緒に喜んでくれるメンが少なく(ブーイングしたとまで言っていいの?)思わず玲奈が悲しみを露にせざるを得なかった、何処かは泣き崩れたと書いていた気がする、そんな挿話が実際に起こったこと、カメラに記録される形で大勢の観客に受けとられたこと、がそれである。

これと同様の興行上の成果を狙って中井と山口の確執をPはマネージに放置させていたと考えている。以下に予定も含めたその成果を挙げるのだが、事件上に上げて弁護士入れりゃ虚偽告訴が運営上部に知れるのでその層にはコンプラ電通が居て8電通飲酒の件みたいに山口が解雇されるとその目論んでいた成果はフイになってしまう訳である。

さてクリエイティヴの成果だが、玲奈珠里奈はお互い明示化されている項であり、玲奈が目立つにしても珠里奈といえどもやってたのはまがりなりにもれっきとしたパフォ、何せ48G選抜様である、そして長期的には批判されるにしろ「つもり」でもチームワークである。それに対してまっほはパフォはやる気なし粗が目立ち、チームワークはむしろやることはその反対、今とれる証言りかちゃんのSRとか見ると山口と名指しはないにしても、文脈と状況考えると山口らしき人物が報連相寸断する等の手段を使いはぶったりし中井を孤立させていたことが読みとれる、でこんなこと公式に表に出ない、興行の対象ではないので、W松井とは違い山口の役割はあくまでステルスでライトを浴びる側は中井だけ、クリエイティヴの素材関心が中井の言動だけであったとしても、それを生み出すための圧として確執は温存される必要があったのである。

問題はクリエイティヴへの反映だが話が単純じゃない楽曲は後にして現実劇やパフォについて先に述べると例えばツアーでドキュメンタリーでカメラを回す、金のあるソニーだし有りうる、そこで確執の結果である不満不服なりがカメラの前で言動として形になる、それがドキュメントの見所にしたかったとは思う、他はチームワークに共演NGな遠心力が働いている方がフロントがカバーしようと努めてパフォが強度が上がって素晴らしくなるとか、世界の人のおぎゆかはそれで良かったのかとも言いたくなる、言いそうである。

さて楽曲については中井の言動が題材になっていたのはおそらくNGTの楽曲ではない、それは欅坂だと思う。理由は後にするがとくにアンビバレンツ以降の曲だと思う。自分が心証、傍証の核にしているものは挙げておく。くらくらの曲題、詞の「はっきり言ってほしい」と黒い羊の「曖昧なものははっきりさせたい」のモチーフの連続性、継承関係である。流石にくらくらは中井のユニットなんだから、その限りでは楽曲も中井の当て書きだと考えている、実写をずっとやりたかった富野さんのガンダムに「アニメじゃない」を提供するのに似たぐらいには演者由来の創作だと思う。もっとも中井の「はっきり言ってほしい」は本来は恋愛でも廚二の話でもなく現場のDと演者の関係性の話かと類推してるが決め手はない。

説明するべき問題はなぜ欅では自身の演者の当て書きではなく他人の題材からの当て書きを歌うことになるのかだが、当時の秋元の作家的野心とか憶測が長くなるので別の機会にする、要して言えば「誰がその鐘を鳴らすのか」の詞を参照して欲しいになる。余計に言い足せば他人の悲劇に憑依してパフォしそれを拡散させることが欅の表現だった。更に言い足せば二人セゾンの後てちソロプロジェクトへの欅の転換への今泉の反発が不協和音でそこから始まった話だと思う、欅晩期は中井の演者としての反発、Gへの反発がその題材になるわけだ。あの頃平手も別の状況で病みGから孤立を深めつつあり、二人の状況はシンクロしつつあった、この状況を題材にしつつ著さられたのが黒い羊だと思う、なかなか中井を題材にし続けるのに山口嫉妬由来でもたらす遠心力を失いたくない状況なわけだ。

話を戻すが、この創造面の欲目があり今村の独走に引きずられたと初めは考えていた。今村の独断を黙認していただけの関与でも背景にそれを容認したくなるだけの事情があるなら、今村を隠したいし第三者委でミスリードも許したくなるだろうと。が、話はそう単純ではない。

山口のパワハラ報連相の寸断によるGの分断と言った。その痕跡を抑えるとそれで済まないんだよね。例えば多分宮島事件のパワハラの主は山口なんだ、そう考える根拠傍証は省く。この事件での運営なりハラの原因の反発で本間と、山口よりGからハブりを仕向けられていた中井は接近し連帯し同盟を結成する。その後チームGが組閣されたあと、この二人はそこのエースとキャプテンとチームの中心を担うことになる。そこに二人接近の元の事件の原因(の一つ)パワハラの主山口を副キャプテンで放り込むんだよ。どれだけ二人の反目が何をもたらすのか、山口のG壟断力をGの統治の要所において何が起きるのか面白がって期待する好奇心が見てとれる。そんな人間が今村の温情、余計な親心とか隠蔽してもらったから山口がそれを汲取り誣告の主張をG内で仕方なく取り下げるなんてお花畑信じてるわけないじゃん。何か今村から秋元に収拾の落し処示して呑んでないと隠蔽にGoサイン出す訳がない。

さて落し処は何かの前に興味深い傍証がある。事件直後中井が東京で大人に詰められて怖い思いをしたという挿話をtwiだったと思う、語っていることである。この挿話は私にとって謎だった、東京のAKSまで今村から山口の主張までの詳しい所を上げてないはずだからであり、東京で何処が何を中井に尋ねたのか見定め難かったのだ。が秋元周辺に事件の内容が伝わっていたならば説明はつく、東京に呼び出したのは太田プロも噛んでいるはずだ。尋ねたのはその辺りだとして何を聞いたのか、虚偽告訴を隠蔽するにはもしくはそう決めた直後には中井に確認しておかねばならなかったことがあった、正確を期すならそんな言い方になるが、憶測を宛てがうなら反目する二人の関係があったうえで山口の主張通りメンがオタクを差し向けたのが事実でありそれが中井である可能性、それを潰しておくことだったと考える。中井はオタと連んでいる傍証はありその辺りの頭数を使役したガチの私闘で暗闘なら題材がどうとかクリエイティヴで保留しておく話でなくすぐさま対応しなければならない話だったのだと思う。そんなわけでこの隠蔽は中井の商材としての管理としての案件でもあり太田プロの案件でもあったわけである。だから告発後の騒動の収拾に指原が出張ってきたのだろう、事務所の名代といったところだと思う。

さてこれだけAKSと別に秋元周辺の大人が東京で隠蔽の背後で動いていると考えるなら、なおさら今村と秋元の間で隠蔽の落し処を合意していたと考えるほうが蓋然性がある。さてそれは何か、誣告されたメン讒訴されたメンバーを休業なり辞退、卒業させ事の真偽を曖昧にしてやり過ごすことだったと思う、録音時点で西潟への擦りつけはまだ試しの段階ではっきりしてない、が住所流出部屋便宜カニへのフレームアップの意図は明確である、最低カニを休養させてやり過ごしたったのだと思う。

事件後のG内内紛の経過を見ているとこう考えていい整合性はまああって12月18日のつぐの生誕祭で多分山口からカニパワハラが仕掛けられているのである。生誕祭でパワハラ仕掛けられたのには前例があってそれが先程の宮島事件、このあと宮島あやにゃんは休養してしまい、後に復帰するも卒業してしまう。仕掛けた側にこの再演を目論んだ意図が無かったとは言えないだろう。18年12月下旬前半のカニの面相はそら酷かった、信頼してた相手からあらぬ疑いを掛けられ陥れられ追いつめられていた最中だったのだと思う。がカニは辞めも休養もしなかったのである。

話を告発後に戻すがこれでは今村を矢面に立たせられないわけである。行き過ぎた温情や親心で、パワハラの看過しかも讒訴されたメンバーへ、そこを説明しないといけなくなるととても言い繕えないわけである。まさか被誣告メン休養で幕引きの予定だったなんて言えるわけないし。

ついでにいえばこの今村の方針は山口は承知の上だったと思う。生誕祭のパワハラは一度使った手で許容してもらえる確信があっただろうし、支配人は解雇はできないが自分で辞めたり休養することは止められないくらいの言質というか質草は言外もしや言内に得ていただろう。が思い通りには行かなかった、カニはしぶとかったのである。できれば不起訴前、捜査で事件の概要がGなりメンバーに伝わる前にカタを付けたい話だがうまく行かなかった。状況が変わっていき山口は論点を摺り替え(何かは別に述べる)強弁して抗戦するもその論点すら粉砕されてしまい(多分当のカニに、ゴンチャの煽り成功した人云々はその名残)、Gやメンバーに自分が自らの行為の理非に向き合っていることを示さないと信用されない、職場を共同する人間として立ち行かない処まで追いつめられたとき、彼女は暴走した。

まあそれが告発なんだが真意を考えてみる。パワハラの看過、報連相の寸断ディスチームワークは勿論、それでも役職を与えられ、虚偽告訴という犯罪まで看過に至って彼女は自分の恣意を運営は許容する、運営は今村だけでなく偉い人まで自分の味方だと信憑していたのだと思う。追いつめられるに至ってその拠り処に賭けた縋ったのだと思う。(今村さんは解雇できる権限は自分にはないと言ったので)今村さんより偉い人に伝わるようにこの人をクビにしてと叫べばきっとそれは叶うとね。

多分その偉い人は秋元さんのことだと思う。確か卒業のスピーチだったか秋元さんはAKSの偉い人ではなかったと山口は釈明している。勿論そこには秋元を免罪する意図が示されているのだが、よく考えて欲しい、初めは免罪する対象では無かったと言ってるのと同じ、彼女は自分が疑ったメンバーを解雇して欲しいと行動を起こしたのだから、はしなくも秋元さんに自分の望むメンバーを解雇して欲しいと求めていたことの告白だと思う。

しかしAKSの法人としての成り立ちを思うと秋元にそんな権限は無かった、勘違い錯誤であった。店舗はAKSの一部ではあっても現場を委託されている下請けであり(今なら本店はDHであり同時にオサレ)、そこではAKSから創造面を委託されているY&Nが実質発注元であるようなガバナンス元を介する迂遠さを排した近い関係が支店とY&Nの間にあった。山口の恣意が通る権力というのはその下請けの現場の裁量の濫用とそれをその実質発注元が指示していた関係の中で起こったことであり、その中から出てしまえばそんな我が儘を通す存在は何処にも居はしなかったのだ。

多分山口が自分の行動が見当違いであることに気付いたもしくは教えられたのは秋元周辺の望む炎上を完遂させた第三者委のあとではないかと思う。結果望みは叶わずあろうことか古巣を焼き尽くしもはや戻れず、事務所移籍を割り振られおそらく不承不承未練たらたらで卒業することになった。

乱入転じて大々的に卒業公演をすることになったのは、東京の下請け中心だろうけど、不承不承渋々の卒業を盛大に送り出して、炎上の48Gへのダメージを和らげたかったのだと思う。やり遂げた感でも持ってもらって古巣への矛を収める言でも示してもらえばなお善いといったところか。勿論そんな空気読むタマじゃ真帆ちゃんなかったんだけれども。しかしりこぽんほどまでトーン下げてたらどうだったかな、それでも裁判とミリオン解体を伴う分社化は避けられたかは難しかった気がする。そんなわけでミリオンを原資としたようなプロジェクトは全て飛んでしまった。影響が大きかったのは博多かなという気がする。

この後時間軸としてはかとみなの裏アカ誤爆によるSNS撤収、早川さんのY&Nの置き土産の清算の着手、カニもふの関係の修復と話は続く筈だが(カニもふの話は告発後騒動の中での関係の憶測の話が前段に来るからなぁ、語る順序はまた違う)、告発の真意が推定できたところで一旦この話を閉じることにする。強いて何故というならこれはロジックとしてはこの物語の結論とも言うべき地点だからである。虚言で煽り目眩ませ人を担ぎ女が求めてたその何かが当の自分を自分で担いだ幻だったというオチだからである。この話はここが終わり。寺山修司なり毛皮のマリーとか買い被り過ぎだったんだ。

もっとも自分の背任をその被害者におっ被せて煙に巻こうなんて着想ぶりの畜生さは寺山の戯曲級だけど。けれど言葉にできない世の中のホントのことをパフォームとして言い募るために嘘に嘘を嘘を重ねる衝迫なり必然性みたいなポエジーは動機としてもなかったし結果としてもなかった。それは買い被りというか無駄な思い入れに過ぎず幻影だったのだ。

虚構ならそのポエジーが主題でもいいが現実に起こった他人の人生に関わる事を語るならそうも行くまい。結局、誤った状況認識によって自己を過大評価しそれに基づいた希望的観測で甘い戦略を立て実行するも自滅した愚かな女の有様が有るに過ぎない。そして困ったことにそれが露見するままにしておくとまずいことになる大人がいて、彼女に対峙した側にそのまま泥を、濡れ衣まで被せ曖昧にした顛末があったということなのだ。まあ憶測に過ぎないしほんとのことはわからない。

が他人を解雇に追い込もうとしたのは事実だし勝算が有ったとすればそんなとこだったろう、それで秋元でなくとも通ると思ってたら馬鹿だし、勝算なく始めてたらメンヘラで切断処理して救済したい気持ちはわからないでもないがやはりただの馬鹿と言わざるを得ない、この件に限っての話だが。

わからない所、類推し難い所はまだあるのだが、ここが分かると腑に落ちた感、得心した感があって、これで自分の気持ちとしてはなんとか事件が終わった感があるのだ。これから示した粗筋によって大部を書くことになるんだけれども。書けるのかしらね?

追記になるんだけどほんとは結びにしたかった件りすっかり忘れてた。角ちゃん卒業前にこれ出せてよかったということ。宮島事件からこっち山口の恣意とその容認を強行する運営、まあ今村さんと言わざるを得ない、の暴走に随分苦しんだと思うし、その後始末で戦ってたと思ってる。ほんとうに長い間おつかれさまでした。角ちゃんに、もふちゃんにもですが、言いたいです、ありがとうございました。